Crysis (クライシス)ランサムウェアはコンピュータを感染させ、個人ファイルをロックすることのある危険なウイルスです。ロックの解除されたファイルを取り戻すためには身代金(ランサム)を支払うよう要求されるため、ランサムウェアと分類されています。
お使いのコンピュータがこのウイルスに感染していて、手持ちのファイルの中に開けないものがあることに気づいたら、システムからこのランサムウェアを取り除いてから、ファイルの復元を試してください。
まずはCrysis (クライシス)ランサムウェアをコンピュータから駆除することが先決です。ランサムウェアを駆除したところでファイルが復号されるわけではありませんが、Crysis (クライシス)ランサムウェアは他のウイルスをシステムに侵入させる可能性があるのでまずは駆除をしましょう。信頼できるマルウェア対策の力を借りれば簡単です。私たちはReimage または Spyhunterの使用を推奨しています。このようなアプリケーションをダウンロードし、それを使ってコンピュータをスキャンするだけです。どちらかが必ずCrysis (クライシス)ランサムウェアを検出し、ものの数分のうちに駆除するでしょう。システムが他のウイルスに感染している場合はそれらも検出して駆除します。もちろんユーザー自身が選ぶ他のマルウェア対策ソフトウェアを使ってもかまいません。
Crysis (クライシス)ランサムウェアがシステムから駆除されたら、ファイルの復号を試すことができます。残念なことにCrysis (クライシス)ランサムウェアに適応した復号ツールは今のところありません。なのでファイルを復号する唯一の方法はシステムの復元を行うことです。コンピュータがCrysis (クライシス)ランサムウェアに感染する前に作成されたハードディスクのコピーがあれば、システムの復元を行うことができます。ディスクのコピーはあるがシステム復元の操作方法がわからないという方は、こちらのチュートリアルを参考にしてください: https://www.2-viruses.com/how-to-do-a-system-restore.
ハードドライブのコピーを持ち合わせていない場合も慌てないでください。Crysis (クライシス)ランサムウェアのディペロッパは、暗号化された全てのファイルを復号できるソフトウェアを受け取るために身代金を支払うよう求めます。しかしこれを信用するのはお勧めし難いものです。お金を支払ってもファイルを取り戻すことができる保証は一切ありません。なのでこの場合の最善策は、サイバーセキュリティの専門家が全うな復号ソフトを作成するまで待機することだと言えます。
このような事態をこれから先回避するには、時折自動的にハードディスクのバックアップを作成するようオペレーションシステムの設定を変更すべきです。そうしていれば、ウイルスに攻撃されてもそれ以前の状態に戻すことができます。それに加え、このような感染を予防できるようコンピュータを信用できるマルウェア対策ソフトウェアで保護しておくことも推奨されます。システムを保護するウイルス対策ソフトウェアだけではマルウェアを検出することができないので、十分ではないことに注意をしてください。
Crysis Ransomware quicklinks
Automatic Malware removal tools
(Win)
Note: Spyhunter trial provides detection of parasites and assists in their removal for free. limited trial available, Terms of use, Privacy Policy, Uninstall Instructions,
(Mac)
Note: Combo Cleaner trial provides detection of parasites and assists in their removal for free. limited trial available,
システム復元を使ってCrysis Ransomware を取り除く方法は?
1. [セーフモードとコマンドプロンプト]でコンピュータを再起動する
Windows 7 / Vista/ XPの場合
- [スタート] → [シャットダウン] → [再起動] → [OK]
- [詳細ブートオプション]画面が現れるまでF8 キーを何度か押します。
- [セーフモードとコマンドプロンプト]を選択します。
Windows 8 / 10の場合
- Windows ログイン画面で[電源]ボタンを押します。それから[Shift]キーを押しながら[再起動]をクリックします。
- [トラブルシュート] → [詳細オプション] → [起動設定]を選択し、[再起動]をクリックします。
- 読み込んだら、起動設定のリストから[セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする]を選択します。
システムのファイルや設定を復元する
- [コマンドプロンプト]モードが読み込まれたら、cd restore を入力して[Enter]を押します。
- それからrstrui.exe を入力して再度[Enter]を押します。
- 現れた画面上で[次へ]をクリックします。
- Crysis Ransomware がシステムに侵入する前に使用可能である復元ポイントをひとつ選び[次へ]をクリックします。
- [はい]をクリックしてシステムの復元を開始します。
2. Crysis Ransomwareを完全に削除する
システムの復元後は Reimage Spyhunter のようなマルウェア対策プログラムを使ってコンピュータをスキャンし、Crysis Ransomwareに関連する全ての不正ファイルを取り除くことが推奨されます。
3. ボリューム・シャドー・コピーを使ってCrysis Ransomware に感染したファイルを復元する
お使いのオペレーションシステムにおいてシステムの復元を使わないのであれば、ボリューム・シャドー・コピーのスナップショット機能を使うことができるかもしれません。システム復元スナップショットが作成された地点のファイルのコピーを保管するのです。通常、Crysis Ransomwareはボリューム・シャドー・コピーの可能な限り全てを削除しようとします。なのでこの方法は全コンピュータで機能するとはいえませんが、できる場合もあります。
ボリューム・シャドー・コピーは、Windows XP サービスパック2、Windows Vista、Windows 7、Windows 8でのみ利用可能です。ボリューム・シャドー・コピーを介してファイルを再獲得する方法は2通りあります。ネイティブWindows 以前のバージョンを使って、またはシャドーエクスプローラを介して行うことができます。
a) ネイティブWindows 以前のバージョン暗号化されたファイル上で右クリックをし[プロパティ]から[以前のバージョン]タブを選択します。その特定のファイルの前コピーとそれがボリューム・シャドー・コピーに保管された日付が見られるはずです。再獲得したいファイルを選び、自分のディレクトリに保存したいなら[コピー]をクリック、または既存する暗号化されたファイルに上書きしたいなら[復元]をクリックします。ファイルの内容を確認したい場合は[開く]をクリックしてください。
オンラインで無料で見つけられるプログラムです。シャドーエクスプローラの完全版またはポータブル版のどちらかでダウンロードできます。Iプログラムを開きます。左上端で探しているファイルが保管されているドライブを選択してください。そのドライブ上にある前フォルダを確認できます。フォルダ全体を再獲得するには、そのフォルダの上で右クリックをして[エクスポート]を選択します。それから保管したい場所を選択してください。
注意: 多くの場合において、最近のランサムウェアによって感染したデータファイルを復元するのは不可能です。したがって用心のために、きちんとしたクラウドバックアップソフトウェアを使用することを推奨します。私たちが推奨しているのは、Carbonite、BackBlaze、CrashPlan、Mozy Homeです。ぜひチェックしてみてください。